このクリスチャン・ストリートYMCAは、11年前までは経済的にも赤字を抱え、将来が危ぶまれた状態であったそうです。このYの周辺の地域の変化に伴って住民層が変わったこともありますが、積極的にウェルネスを取り入れて新しい展開を試みた結果、非常に活気に満ちたYに変化していったそうです。
HATE(嫌悪、憎しみ)に場所を与えるな |
・いじめられたときにどう対処するか。
・自分の感情をどのように表現するのか。
・暴力にどう対処するのか。
・異文化、異民族、他宗教を理解する。
というようなことが取り組まれており、そのような問題や課題を特別プログラムで展開するのではなく、日常のプログラムの中に、この様な課題を組み込んでいるそうです。
丁度訪問したときに壁に貼られていたのが、アラビア文字です。これは子どもたちがラマダンの時期に、イスラム教やアラビア文化を理解するために、アラビア文字をイラストのように書いて親しむことを目的としたプログラムです。子どもたちにとってはお絵かきの一つでしょうが、そのような取り組みを通して自然と異文化に触れ、理解していこうとするものです。
日本ではどのようないじめ対策のための対策がされているかどうかわかりませんが、もっと具体的な、実践的なプログラムがなされてもいいのではないでしょうか。
わたしたちが帰る前にプロバスケットチームがクリスチャン・ストリートYMCAを訪問して、スポーツプログラムを行っていました。子どもたちは黄色い声をあげて、大喜びでした。
私たちのYMCAの学童保育では
返信削除セカンドステップというプログラムを取り入れようとしています。
http://www.cfc-j.org/secondstep/whats.html
特に学童保育の現場では具体的カリキュラムを(水泳、英語など)
行うというよりは、人との関係性を体験的に学んで行く事に主眼を置いています。
そのあたりを9月に神戸YMCAでお話しさせていただこうと思っています。