自宅から神学部までは約4Kmほど離れているので、だいたい自転車で行きます。道を選ぶと信号を通らなくてもいけるので、だいたい20分ほどの道のりです。
今日も、半分ぐらいいったところで、なんだか右足がすかっと抜けた感じになり、足元を見てみると自転車のペダルがありません。よく見てみるとペダルとクランクアームをつないでいる直径1.5cmほどの鉄の芯が折れてしまっています。「なにーっ!こんなことがあるんか?」と思っても仕方がないので、しぶしぶ方向転換をして自転車屋さんに逆戻りをしました。
以前、4月の始めに、中古自転車を買ったことをブログに書きました。その後2ヶ月が経ちましたが、いろいろなところが壊れてきて、ちょっと辟易していたところでした。
自転車のスタンドの長さを調整するネジが緩んで、ふと見るとスタンドの一部が無くなっていました。来た道を戻ると、その部品が落ちていました。自転車屋に持っていくと、ネジを締めてくれましたが、その1週間後にまた外れてしまいました。また持っていくと、自転車の振動でネジが緩むのだというのです。「たった1週間で????」と言い返しましたが、仕方がないというのです。もちろん新しいものに取り替えてもらうことはできますが、しゃくに障るので、テープでぐるぐる巻にして取れなくしました。
サドルの高さを決めるネジがゆるゆる。自転車に乗っていると、段々とサドルが下がってきます。また、締めてもらいました。
ギアの一部のネジが緩んで、ギアが変わらない。これも直してもらいました。
荷台の一部ノネジが緩んで、無くなっていました。その辺にあったネジを付けてもらいました。
電気がつかない。見てもらうと、コードが傷んでいて、換えないといけない。一晩あずけて、5ユーロ(600円)払いました。
これで、もう大丈夫だと思っていた矢先に、ペダルが折れるという、想像もしなかったアクシデントに唖然としました。
自転車屋に持っていくと、「ペダルを替えないといけないな」といって、そこに積み上げている中古の部品の中から「これが合うんじゃないかな」と取り出し、付け替えてくれました。もちろん左右微妙に違うペダルです。「まあ、2ユーロでいいわ」といわれました。
壊れた部品の山、たくさんの中古自転車。きっと、こうやってまだ使える部品を組み合わせて、自転車を組み立てて、それで売っているわけです。まるで身体の部位を組み合わせて作られたフランケンシュタインですね。わたしの妻の自転車もタイヤが異様に太い感じがする。
そういう古いものを何とか使い続ける、使えるものを使い続けるドイツ精神は尊敬しますが、それがそれほど安くなく、修理し続けなければならないのには閉口します。逆に、安いものをどんどんと買い換えていく日本は、ちょっと考え直さなければならないかもしれません。