2013年7月19日金曜日

全米YMCA大会 開幕 ”腹八分”

いよいよ、全国YMCA大会が開幕しました。

フィラデルフィアの街中に全国YMCA大会のバナーが掲げられており、街の中心にあるコンベンションホールは、全館YMCA一色です。このコンベンションホールが広くて、まるでJR大阪駅ぐらいあるのではないかと思えるほど広くて、迷ってしまいます。

受付もをすませると、ポッケンという小さな機械をもらえます。この大会で出会った人とあわせると、インターネット上で誰と出会ったかを確認できるわけです。なかなか興味深いシステムです。

およそ4000人が集う開会式は圧巻です。中央に大きなステージがあり、正面には3つの大きなスクリーンがあり、どんなに遠くからでもステージで何が行われているか見ることができます。


この開会イベントの中で現代のアメリカが抱えている肥満と食事についての講演がありました。アメリカでは肥満と健康との関係は非常に大きな問題であり、この問題を回避するためのYMCAの役割も大きいそうです。この講演の最後にキーワードとして紹介されたのが、"HARA HACHIBU"(腹八分)という日本語です。アメリカまで来て日本の古い格言に出会うとは思いもしませんでした。


ただ、この後のチャイナタウンでの夕食では、"HARA HACHIBU"(腹八分)は実践されませんでしたけど、、、、、。(^_^;)

フィラデルフィア クリスチャン・ストリートYMCA訪問

昨日、18日は午前中フィラデルフィアのダウンタウンにあるクリスチャン・ストリートYMCA(ブランチ)を訪問。


このYMCAは、特にチャイルドケア(ナースリースクール、学童保育、サマースクール等)、ウェルネス(プール、マシン、体育館)を中心に行っているYMCAです。



このクリスチャン・ストリートYMCAは、11年前までは経済的にも赤字を抱え、将来が危ぶまれた状態であったそうです。このYの周辺の地域の変化に伴って住民層が変わったこともありますが、積極的にウェルネスを取り入れて新しい展開を試みた結果、非常に活気に満ちたYに変化していったそうです。

HATE(嫌悪、憎しみ)に場所を与えるな
いくつかの教室を訪問し、活動を見学させていただいたのち、一番関心を引いたのが、このバナーでした。「いじめ、人種差別克服プログラム」とでも言ったらいいでしょうか。この様なプログラムを展開しているNGOからこのクリスチャン・ストリートYMCAがプログラム認定・推進団体として認定されたことを示すバナーです。

・いじめられたときにどう対処するか。
・自分の感情をどのように表現するのか。
・暴力にどう対処するのか。
・異文化、異民族、他宗教を理解する。

というようなことが取り組まれており、そのような問題や課題を特別プログラムで展開するのではなく、日常のプログラムの中に、この様な課題を組み込んでいるそうです。

丁度訪問したときに壁に貼られていたのが、アラビア文字です。これは子どもたちがラマダンの時期に、イスラム教やアラビア文化を理解するために、アラビア文字をイラストのように書いて親しむことを目的としたプログラムです。子どもたちにとってはお絵かきの一つでしょうが、そのような取り組みを通して自然と異文化に触れ、理解していこうとするものです。

日本ではどのようないじめ対策のための対策がされているかどうかわかりませんが、もっと具体的な、実践的なプログラムがなされてもいいのではないでしょうか。





わたしたちが帰る前にプロバスケットチームがクリスチャン・ストリートYMCAを訪問して、スポーツプログラムを行っていました。子どもたちは黄色い声をあげて、大喜びでした。


2013年7月18日木曜日

初めてのアメリカ

久しぶりの投稿です。

やはり海外に来るとブログを書こうとするテンションも若干上がります。

今日から、アメリカのフィラデルフィアで開催される全米YMCA大会に出席するために、日本のYMCAの方々8名と共にアメリカに来ています。

このブログでもお伝えしているとおりドイツには長くいましたが、アメリカには生まれて初めてやってきました。

成田空港から、ユナイテッド航空でシカゴへ
成田空港をたち、シカゴへ向かい、シカゴから乗り継いで18時間ほどでフィラデルフィア空港に到着しました。シカゴ空港では着陸後、いざ機外へ出ようと全員が立ち上がって、数分待っていると、キャビン・アテダントから「一旦席にお着きください」という指示があり、機内には「もしかしてハイジャック!?」という一瞬緊張がはしった。数分後には警官が入ってきて、若いアジア人が連行されていったが、いったい何だったんだろう。

シカゴの入国審査でのやりとりの一幕

女性係官「アメリカは初めてか?」
私「はい、そうです」
女性係官「どうして初めてなんだ?」
私「??? チャンスがなかったから・・・・。」
女性係官「あっ、そう」

なんのこっちゃ。何でそんなことを聞かれなきゃならないのか???


ホテルについて全員が集まったのが、夜の9時半。そこから夕食を食べに、近くの「ハードロック・カフェ」へ。

アメリカ・フィラデルフィアの最初の印象は、ドイツほど重い歴史を感じることはないけれど、近代から現代の歴史を築いてきた息づかいが感じられます。

さて、明日から4000人が集うという全米YMCA大会が楽しみです。

アメリカ最初の夜はバドワイザーとポテトとスペアリブで更けていきました。