2014年11月2日日曜日

韓国訪問記(5) 水原中央バプテスト教会

韓国訪問の最終日、水原(スーウォン)YMCAの一人の理事が所属している水原中央バプテスト教会の礼拝に出席させていただいた。
韓国の教会については色々と報告すべきことはありますが、一言で言うならば大きくて活気に満ちている、ということです。

礼拝の様子を少しだけご紹介します。

この教会では日曜日に6回の礼拝が行われており、5回は主任牧師、6回目は他の牧師が担当しているようです。

TVショーではありません。礼拝です。

礼拝順序は
  • 前奏(オーケストラと聖歌隊)
  • 黙祷
  • 開会の賛美
  • 祈り
  • 賛美歌
  • 報告 (映像を用いたコマーシャルのような報告)
    • ここでわたしたちは紹介され、1300人によって歓迎の歌が歌われ、バラを一輪いただきました。
  • 献金の祈りと献金
  • 特別賛美
  • 頌栄
  • 聖書朗読
  • 聖歌隊
  • 説教
  • 賛美歌
  • 祝祷
若干週報に載っているのとは違うものもありましたが、こんな感じです。

まあ、規模といい、礼拝のヴィジュアル的な工夫、礼拝奉仕者の多さ、礼拝の熱気といい日本とは全く違うものです。

礼拝堂の正面には新しく土地を買って建てる新会堂のイメージが掲げてありました。なんて大きな教会を構想しているのかと思います。教会の隣には学校を設立する世デイだそうです。


礼拝後に若い女性の伝道師と話をすると、「日本の宣教をわたしたちの課題だと思っている」とおっしゃっていました。

韓国訪問記(4) 水原(スーウォン)YMCA

3日目はソウルから35km南の中核都市である水原(スーウォン)のYMCAを訪問しました。水原(スーウォン)は、中心地がユネスコの世界遺産に登録されている華城の城壁に囲まれた伝統と新しい都市文化が混在する町です。

別府の立命館アジア太平洋大学に留学しておられた方が、この4月より水原YMCAで主事として働いておられ、通訳してくださり、とても良い交流ができました。

水原YMCAの主たる活動は幼児教育、市民文化・スポーツセンターを市からの委託を受けて運営することです。
その中で特に興味深かったことを2つご紹介します。

これは先日紹介したラウナティ・プロジェクトと姉妹プロジェクトのようなポラリス・プロジェクトです。このポラリス・プロジェクトも銀行の経済的支援によってなり立っているものであり、経済的な問題を抱えている大学生が経済に関する教育を学んだうえで、今度はその授業を他の人たち(小学生や中学生)に行うことによっておよそ半年に15万円程度の奨学金をもらうというものです。このプロジェクトに水原YMCAをはじめ8のローカルYMCAが関わっているということです。

もう一つはこれも市からの委託事業ですが、環境教育を行う施設を市が作り、それを水原YMCAが運営しています。特にこどもたちが中心に、シャワーを何分出しっ放しにすると何リットルの水とCO2を消費しするか、ゴミの分別とリサイクル、発電や電気の節約などを学ぶことができます。環境教育にどう取り組むのかは重要なことですし、それをまた水原YMCAが担当していることはとても素晴らしい事業だと思いました。


夜は水原YMCAの役員やスタッフたちとの懇親会で、今回は大田(テジョン)とは違ってどちらかというと伝統的な韓定食のレストランに招待されました。