こんなことを書くと日本の人に顰蹙を買うかもしれませんが、最近のドイツはとにかく暑い。連日40度に迫る気温ですが、扇風機もなく、クーラーもない。
どうするかというと、シャッターのような雨戸をおろして、外の熱気を部屋の中に入れないようにして、部屋の冷気(?)を保ち、ひたすら水を飲むというのが常套手段です。暑いと窓を開け、風通りをよくしようとしますが、全くその反対です。それで何となくしのいでいけますが、部屋の中でぐたーとしてしまいます。
そんな暑い夏の夜に、ワールドカップの3位決定戦が行われ、ドイツはウルグアイに勝って、2大会連続3位に輝きました。街も大騒ぎです。
今日は花火大会が行われたのですが、開始が夜の10時から。何しろ、まだ9時頃だと外はうっすらと明るいです。しかも、サッカーの試合があるため、開始を30分遅らせ10時30分にしますという案内が出ていました。サッカーの試合は、花火大会の開始時間を遅らせるほどの影響力を持っています。
わたしたちも、サッカーの試合が終わりに近づき、ドイツがゴールしたのを見て、10時過ぎに花火会場に向かいました。歩いて、花火が見える橋のところまで行くと、そこにはもう人がたくさん集まっています。その橋は車の通行が止められ、歩行者天国になり、橋一杯に人が集まっています。もちろん、その下の川辺にも人が一杯です。
周りの電気が消え、ハイデルベルク城の照明も消えると、花火大会の始まりです。10時45分ぐらいだったでしょうか。
まあ、次々と花火が上がることは上がりますが、日本の花火大会を知っている人にすると、「えっ? もう終わり。これだけ」という感想は否めません。それでも、花火に人々は拍手喝采。隣のカップルは抱き合いながら、「ロマンチックね」などと語らっています。
15分ほどの花火ショーが終わり、またそれぞれの家に帰っていきます。
写真は、スタンドがなく、人混みの中で取ったのでボケボケです。ハイデルベルク城も赤く照明がともされ、まるで戦火でお城が崩れていくのが再現されているようです。
暑い夏の夜、サッカーの試合で熱くなって、花火をみながら涼を取る、そんな一時でした。
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