ベルリンの中には、ナチスの犠牲者たちを覚える記念碑や記念建造物があります。今回訪れたいくつかの記念碑などをご紹介します。
ベルリンの中心地、各国大使館、各種文化施設、オフィスビルが建ち並ぶ中に、立方体の石が碁盤の目のように規則正しく無数に並んでいるところがあります。
これは2005年に建てられた、ヨーロッパでナチスの犠牲者となったユダヤ人を覚える「ヨーロッパ・ユダヤ人犠牲者記念館」です。ホームページから日本語の案内もダウンロードできます(ページの下のあたり、Flyers to download JP-Japanese)。
この記念館(情報センター)自身は地下にあるのですが、その地上には2,711個の大きさの違うコンクリートの石碑が建てられています。2,711という数字は特に犠牲者との数とは関係なく、土地の面積とデザインから出てきた数字です。
この無機質な石群の中に入るとめまいを感じ、一体自分はどこにいるのだろうかという思いになってきます。
修学旅行生には格好の鬼ごっこの場所になっていましたけど。
ドイツでは、このような強制収容所に入れられ犠牲者となった、精神障害者、シンティ・ロマ、同性愛者、反政府思想家・政治家を覚える記念建造物が建てられつつあります。(つづく)
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