栗ご飯もおいしかったですが、毎日だと飽きてくるので、連れ合いが今度は栗の渋皮煮に挑戦してみました《わたしは研究に精進しているので(^_^;)》。
渋皮煮には一つの想い出があります
10年前、一人でハイデルベルクの学生寮に住んでいたとき、気分転換に栗の渋皮煮を作ってみたいという思いになりました。日本で食べたことへの郷愁と、寮生と一緒に食べて楽しみたくて、挑戦してみました。何とかうまくできあがって、1週間ほど冷蔵庫に保管し、何人かの寮生と一緒に食べることにしました。
みんな嬉しそうに食べている中、イタリア人で哲学を専攻していたジョバニーがちょっと納得がいかないような顔をして、「この栗のお菓子には何か足りないような気がするんだけれど、そうだな、ブランディーかな」と言ったのです。まさに、彼の言うとおりで、実はブランディーを買うのをけちって、ブランディーなしで作りました。
それを、彼が指摘したセンスに感激。繊細な味覚の違いが分かることに意気投合して、それからいろいろとお互いに料理を作りあって、友達を誘って食べるようになりました。彼から、夜中の11時半にペペロンチーノを教えてもらったときに、「これはイタリアでは《真夜中のパスタ》と言って、夜食に食べるんだ」と言っていたのを覚えています。
さて、今回はブランディーも入れて、ばっちり!いわゆる日本で売っている栗ほど大粒じゃありませんが、結構いけています(小粒だけに、作業は大変だったのですが)。
同じ山で、春になるとワラビも取れるそうですが、ああ、その頃はもう日本です。嬉しいような、悲しいような。
山には食べるものだけではなく、こんな飾りになる木の実や葉っぱもあります。妻が、ロウソクを買ってきてロウソクの飾りにし、ハイデルベルクの山を案内し、栗拾いに誘ってくださった方の誕生日プレゼントにしました。
すっごい綺麗に出来ていますね!
返信削除美味しそうでビックリしました。
ロウソクもなんか豪華なのにシックで素敵です。