2010年11月15日月曜日

さらば、黄金の秋

あの黄金色に輝いていた秋も終わりに近づこうとしています。
2週間前には、こんなに黄色に茂っていた葉も

すっかりと落ちてしまいました。


もうすぐそこに冬が来ていることを示しています。

これは、シュベービッシュ・ハルにある「11月の男」というテーマの彫刻です。これからだんだんと暗くなり、冬になっていく時期に、ポケットに手を突っ込み、過ぎ去った夏の日、黄金の秋を思い起こしているようです。もしくは、これから過ごす厳しい冬を見据えているようでもあります。1年で一番もの悲しい季節なのですが、木々を飾っていたものがなくなって、むしろ本質的なものが見えてくる時期でもあります。
 ひょっとすると人間もそうかも知れません。華やかに着飾ったり、忙しくしていることによって見えなかったものが、それが落ちていったときに見えてくるのかも知れません。



あと10日もすると各地でクリスマス市が始まります。

2 件のコメント:

  1. 木も像もさむそう!日本とは全然質の違う「さむさ」なんでしょうね。

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  2. ぬまさん コメントありがとうございます。
    昨日は奇妙なほど暖かく、日中は半袖で、窓を開けて過ごしたほどでした。ただ、12月に入ると本格的に寒くなります。寒いときはマイナス10℃、マイナス20℃ぐらいになります。ドイツで耳当てというのは耳たぶを守るのではなく、耳の中を寒さから守るものだと初めて知りました。
    ドイツ人は、「悪い天候なんてない。ただ人間がその天候に相応しい格好をしていないだけだ」ていってます。

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