それはともかく、町の至る所に本屋があります。少し大きな駅では本屋が充実しています。小さな町でも、図書館が充実しています。
それで、わたしの関心としては、神学書はどこで売っているかということです。このことに関して、ここ10年でドイツは大きな変化を迎えているような感じがします。
有名な神学部があるハイデルベルクには、大きなキリスト教書店がありました。図書館に行くのも楽しみでしたが、その本屋で新刊書を眺めるのも楽しみでした。その本屋がいまや無くなっているのです。アジアショップは拡大して、発展していましたが、キリスト教は衰退しているのです。それでも、ツィーハンク書店という大学書店が神学書を扱ってくれています。注文するとほとんど翌日には手に入ります。
今回最初に訪れたロイトリンゲンにもオジアンダー書店という大きな本屋があり、そこを訪れてびっくりしました。かつて充実していたキリスト教コーナーが縮小し、置いてある本もキリスト教に関する読みやすそうな本しかありません。そのかわり、今はやりのスピリチュアルコーナーが拡大して、しかもきれいな飾り付けもされていました。
パワーストーン、風水、ヨガ、メディテーション、陰陽、神秘思想、仏教の本と共に、ロウソク、アロマオイルなどが売られていました。おそらくキリスト教コーナーの5倍ぐらいあると思います。
キリスト教は段々と片隅に追いやられているようです。日本でも、スピリチュアリティーという言葉がはやりですが、ドイツでも至る所で使われています。ドイツでは、社会の中で宗教やキリスト教という言葉に拒絶反応がある中で、人々が取っつきやすくするための入り口としてスピリチュアリティーという言葉が使われているような感じがします。
キリスト教の話は聞きたくないけれど、スピリチュアリティーの話なら聞きたいというような風潮があり、キリスト教もその時代の波に乗っかってるのではないでしょうか。
本屋で驚いたことの一つに、マンガコーナーの充実があります。噂では聞いていましたが、これほどにマンガがドイツ語に訳されているとは思いませんでした。
小さなことですが、気がつきましたでしょうか。マンガは右綴じで、右から左へと読んでいきます。日本語の縦書きの本がそうです。ところが、ドイツ語の本は左綴じです。この逆から読むことがなかなかドイツ人には難しいそうです。まあ、若者たちの順応能力は優れているので、やすやすと違う文化を理解しているみたいですけど。それで、ちょっと大人向けのマンガは左綴じになっているんですよ。
日本のドイツ語の授業も、ドイツ語のマンガを教科書に使った方がいいかもしれませんね。ただ吹き出しの台詞が"KAME KAME HA-!"とか"WAAAAAA------!"ばっかりかも。
テレビでは「ワンピース」もやっています。何とルフィーがペラペラとドイツ語をしゃべっているじゃないですか。くやしーっ!(>_<)
