2010年3月29日月曜日

散歩とお茶会

店は開いていない日曜日、ドイツ人は散歩に出かけます。そして、自然の中、緑の中を歩くということにこだわって、その時間を大切にしています。一人で歩くと言いうこともありますが、誰かと一緒に出かけて、歩きながらしゃべり、しゃべりながら歩くわけです。ドイツの生活に慣れない時は、この散歩の良さが分からないのですが、だんだんとこのゆったりとした時間の流れがとても大切に思えてきます。買い物も魅力的ですが、どうも日本は誰かに急がされているようで、時計もドイツの時計よりも早く動いているのではないかと感じることがあります。
 散歩から帰ってくると、お茶を飲みます。数種類のケーキも用意されていて、ここでもしゃべる、しゃべる、しゃべる。次から次へと、質問攻め、「民主党はどうだ? 最近の日本の若者たちはどうか? ・・・・」。際限なく話は続いていきます。本当に話すことが好きな人たちで、黙っていてはその輪の中に入っていけません。負けずにしゃべろうと思っても、ああ、ドイツ語が出てこない。10年ぶりのドイツ、だいぶんドイツ語もさび付いてしまったようです。

今日は、棕櫚の聖日。今日から1週間、イエス・キリストの十字架を覚える受難週が始まります。

近くの教会で18時からハイドンの「十字架上の七言」のコンサートがあったので行ってきました。18時というと、日本では午前1時。眠気と戦いながらでしたが、とても良いコンサートでした。ちなみにアルトのソリストは日本人でした。

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