2010年3月30日火曜日

Unter den Leuten レストラン「共生」


 今日の昼食は、友人と一緒に"Unter den Leuten"(ウンター・デン・ロイテン)というレストランに行きました。このレストランは、"Unter den Linden"(ウンター・デン・リンデン:菩提樹の下で)という建物(地名でもある)にあるので、言葉遊びだとおもいますが、"Unter den Leuten"(ウンター・デン・ロイテン:人々のもとで、人々と一緒に、共生)という名前が付けられています。元々は、老人ホームだった古い建物を市が買い取って、社会福祉事業団体に提供しているそうです。
 

 このレストランは、月曜日から金曜日の11:30-13:00に営業しています。メニューは2種類しかありません。今日のメニューは、スパゲティーとクリームソース、もう一つはジャーマンポテトです。それにサラダがついています。1皿、4.5ユーロ(およそ560円)ですが、実はもう一つ別の値段があり、2.6ユーロ(およそ280円)で食べることも出来ます。社会福祉援助や生活保護を受けている人はそれを証明する書類があれば300円で食べられるわけです。ソフトドリンク、ケーキもあり、すべてが半額になります。実際は一度証明できるものを提示するとカードが発行され、それを見せるだけでいいそうです。
 この食堂は一般の人も通常の値段で利用できます。わたしたちがいた頃には、サラリーマン、学生、たぶんカードを持っているだろうと思う人たちが食事をしていました。

 たくさんの絵も飾られ、テーブルには花も飾られています。立派なレストランというわけにはいきませんが、こぎれいな学生食堂・社員食堂といった雰囲気です。本格的なレストランも市の援助を受けているからこそ出来ることですね。でも、ロイトリンゲン市の人口は11万人です。これも、地方自治が行き届いたドイツならではのことです。

 この他にも、賞味期限間近の商品をスーパーから無料で提供してもらい、非常に安く販売する店もあります。この店は「会員制」で、先ほどの証明が必要です。

 日本の教会も、立派な台所、部屋も机もがあるんだから、こんなレストランやカフェをやってみてはいかがでしょうか。

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