2010年10月18日月曜日

エルツ城

ノイ・シュヴァン・シュタイン(新白鳥(石)城)です。
これをよく、ノイン・シュバイン・シュタインと
言い間違えることがあり、
そうなると「9匹の豚城」になります。
ドイツ各地にブルクと呼ばれる古城があります。ハイデルベルクから、ローテンブルク、ニュルンベルク、チェコのプラハまでつづく古城街道には、数多くの古城が散在しています。
最も有名なのは、ディズニーのシンデレラ城のモデルにもなったといわれるノイ・シュヴァン・シュタイン城です。


アーハルムの塔


わたしたちが以前住んでいたロイトリンゲンの近くには、リヒテンシュタイン城やホーエンツォレルン城という観光名所となっている古城もあります。
また、よく散歩に行ったアーハルムという小高い丘の上にも古城の一部と塔が残っています。
そういう古城がドイツの至る所にあります。




その内の一つ、ノイ・シュヴァン・シュタイン城にも優るとも劣らず綺麗で、ドイツのもっと美しい古城の一つと言われているエルツ城に行く機会がありました。

これが駅舎です。
駅舎の入り口



最寄りの駅がまた、何とも古風な駅でした。何か歴史的建造物かと思わせるようなたたずまいでしたが、ちょっと夜この駅に一人で降りるのは恐い感じです。










駅から、歩くこと約1時間、谷から見上げるような小高い丘にこの城は建っています。
このお城は850年の歴史を持っています。しかも、15−6世紀にほぼ現在の形に完成したこのお城は、この600年間数ある戦争や紛争で一切壊されることなく、その堂々としたたたずまい、またその歴史的な装飾、家具、建造物、調度品を残しており、現在もエルツ家が所有する現役のお城としても有名です。


周りの高い山に囲まれて、守られているような位置にあります。現在修復中で、近代的なクレーンがちょっと邪魔ですが、それでも日本のお城とはまた違う美しさを保っています。

駅からお城に向かう途中に、ちょっとおもしろいものを発見しました。

ある家のベランダに赤ちゃんが生まれたということを知らせる標識が立っていました。3700g、やはりドイツ人は生まれた時から大きい。コウノトリにもちょっと重そうです。


あとで気がついたのですが、駅の隣のお墓で、1915年に「メロヴィング十字架」と呼ばれる7世紀頃の十字架が発見され、そのレプリカがお墓に飾ってありました。本物はラインランド州博物館に展示されているそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿