2011年1月3日月曜日

シルベスター(大晦日) コンサート・花火・シャンパン


新年あけましておめでとうございます。
 
12月31日から1月2日まで、以前住んでいたロイトリンゲンの友人に招かれて、共にシルベスターと新年、そしてその友人の誕生日(1月1日)を祝い、過ごすことが出来ました。

まずシルベスターの夜、隣町のチュービンゲンで開催されたコンサートにいってきました。コンサートは、夜の9時からチュービンゲンの古い大きな教会で行われました。8時15分頃に教会に到着すると、そこにはすごい長い行列があり、わたしたちはかなり後ろの方までいってその行列に並ばなければなりませんでした。雪の積もる寒いところで「長いことドイツにいるけれど、教会の前にこんな行列を見たのは初めてだ」等と冗談を言いながら、30分ほど並んでようやく教会に入ることが出来ました。案の定すでに満席で、わたしたちは2階に席を見つけたので、教会の柱で演奏者の一人は見ることはできません。


コンサートから帰るとすでに11時を過ぎていましたが、ここからがドイツのシルベスターの本番です。すでに街角からは「バン、バン」という花火の音が聞こえてきます。

12時になり、新年を迎えると街中で一斉に花火が打ち上げられます。12月29日から31日までドイツでは花火の売り買いをすることが許され、特に若い人たちは大量の打ち上げ花火を買い、新年を迎えると同時にその花火を打ち上げます。街中の至る所で花火が打ち上げられ、その音が鳴り響きます。
これはヨーロッパの古い習わしで1年の変わり目に表れる悪霊たちを爆音で追い払おうとするものです。


この花火と同時に、人々は手に手にシャンパングラスを持ち、グラスをならしながら「Gutes Neues Jahr!(よい新年を)」と挨拶を交わします。

その花火の後始末が気になるところですが、案の定街中には花火の残骸が散らばっています。「楽しむのはいいけれど、ちゃんと後始末をしなさい」といいたいところですが、あまりみんな目くじらを立てないでいます。数日すると何となく片付いています。その辺の緩やかさが良いのか悪いのか? 日本では何でも規則、規律、規制を重んじて、整ってはいるけれど、なんだか生きづらい感じがします。どっちがいいのでしょうか?

さて、1月1日は友人の誕生日、例によって午後4時から、お茶・ケーキで始まり、夜遅くまでしゃべる、しゃべる、しゃべる、また懐かしい人とも出会い、楽しい時を過ごすことが出来ました。


しかし、ドイツの新年は日本に比べると何となくあっけなく、ちょっと物足りない感じです。シャンパンもケーキも良いけれど、やっぱりお雑煮食べたい....。
(ちなみに、シャンパンというのはフランスのシャンパーニュ地方産の発泡ワインのこと、ドイツの発泡ワインはゼクトといいます。わたしたちはシャンパンではなく、ゼクトを飲みました。)


Gutes Neues Jahr! みなさまもよい年をお過ごしください。

1 件のコメント:

  1. 旧年も大変お世話になりました!
    今年もよろしくお願いいたします!

    本物のロウソク素敵ですね!ケーキのテーブルの紙ナフキンも可愛くて好きです。

    …私お雑煮美味しかったです。

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