2014年8月16日土曜日

白馬三山 -1- 猿倉から白馬岳へ

約1年ぶりのブログ投稿。

山歩きを始めて約2年になります。昨年は、富士山に登りましたが、今年は北アルプスを代表する白馬三山(しろうまさんざん)に挑戦しました。「挑戦」というほど大げさなものではありませんが、いつもは900mほどの六甲山を歩いている者にとっては、2900m級の山に登るのは一つの大きな経験です。

白馬で前泊し、早朝、猿倉登山口を出発し、1日目は白馬岳(しろうまだけ)、2日目は杓子岳(しゃくしだけ)と白馬鑓ヶ岳(はくばやりがだけ)を通って鑓温泉小屋、3日目に再び猿倉に下山するという、まあいわゆるお決まりのある意味贅沢でゆっくりとしたコースです。

7月の台風で橋梁が流出したため、約1ヶ月ほど不通となっていた中央本線特急「ワイドビューしなの」が8月6日から運転再開したものの、今度は台風11号・12号の様子を見ながら、毎日変わる山の週間天気予報をチェックしながら、山小屋のキャンセル・予約を数回繰り返し、ようやく出発いたしました。

前泊したのは1998年の長野冬季オリンピックのジャンプ競技の舞台となった白馬ジャンプ競技場の近くのペンション「The Lodge シオン」。アットホームで、ゆっくりとくつろげる雰囲気のペンションです。

朝5時30分にペンションの方に送っていただいて、猿倉登山口へ。そこにはすでに大勢の登山客が登山を前に、登山届けを出したり、装備を調えたりして準備中です。

猿倉を出発し、しばらく山道を歩くと、車が一台ほど通れる道を通り、再び山道に入り白馬尻小屋まで、生息する植物の変化を楽しみながら3.4kmほど歩きます。


白馬尻小屋を経て、全長3.5km、標高差600mもある日本最大の大雪渓を登っていきます。アイゼンをつけ、ゆっくりと歩き、途中雨も降ってきましたが約2時間弱で白馬岳への本格的登山ルートに入っていきます。


登山ルートに入ると、「お花畑」と呼ばれるほど様々な高山植物が咲くところを登っていきます。小さな花ですが、その美しさが登山の疲れを癒してくれます。


標高1250mの猿倉を出発して、途中休憩したり、写真を撮ったりしてゆっくりと歩き、6時間で標高2832mにある日本最大の山岳宿舎白馬山荘に到着。800人を収容する施設だけあり、他の小さな山小屋と比べて格段の施設が充実しています。レストラン・スカイプラザから眺める景色は最高で、夕日を眺めながらくつろぐのはまさに贅沢の極みといっていいでしょう。しかし、物資を3000mまでヘリコプターで運んでいるのですから、値段もそれなりの高めですが。


(つづく)




2 件のコメント:

  1. 白馬三山、「しろうまさんざん」と読むのですねー。初めてしりました。ハクバサンザンって読んでいました。美しい空気、高山植物・・・こちらまで伝わって深呼吸しそうです。ペリコブターもさすが!朝日も特別!よい旅を!!元ゼミ生Y.N.

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  2. YNさん
    コメントありがとうございます。残念ながらこれは夕日でした。朝日は、次のブログでアップします。

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