ここらか、標高3015mから2970mの間の道を歩いて行くので、それほど上り下りは激しくありません。ただ、依然足元は岩だらけで、片方は崖になっているので結構慎重に歩いていかなければなりません。
大汝山にある山小屋は映画「春を背負って」のロケ現場になったところです。以前見た映画なので、感慨深いです。
15時には一泊する内蔵助山荘に到着。取り囲む山々を見ながら、1日の山行をねぎらって飲むビールは最高です。内蔵助山荘は、こぢんまりした山荘で、料理も家庭的な感じで美味しく、とくにナメコ味噌汁が絶品でした。
ただ、夕方から段々と曇ってきて、夕焼けや星空を見ることができなくて残念でした。
夕方、外に出てみると、眼下に雲が迫って来る様子を見ることができました。雲は夏の太陽に照りつけられ疲れた木々や山々を癒しているかのようでもあり、また、太陽に光におさえ込められていた闇の力がよみがえり、これから迎える夜に向かって、仲間を集めているようでもあります。その大きな力を感じるうねりの中、山小屋で守られている小さな存在とまたその安心感も感じました。どの場面か忘れましたが、ディズニーのファンタジア2000の一場面を思い出しました。
山小屋での夜、辛いのは与えられた1枚の布団しか行き場所がなく、8時頃には寝るしかないことです。それで、朝まで目が覚めなければそれはそれでいいのですが、そういうわけにはいかず、何回も目が覚め、早く朝にならないかと願うばかりです。
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